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ESXiをインストールできませんでした

先日無事にVMware Workstation Playerのインストールが完了したので、次にESXiをインストールするための仮想マシンを作成しようとしました。
……が、結論から言いますと、記事タイトルにある通り、失敗しました。
VMware Workstation Playerのインストール方法がよろしくなかったのが原因です。

ちなみに目下目指すべきゴールはESXi上にOracle Linuxをインストールして、Oracle DatabaseをRACで組むことです。
長くなるので折りたたんでおきます。


さて。Workstation Playerのインストールが完了した(と思っていた)ので、次は仮想マシンを用意します。
仮想マシンを作成するにあたって必要なのは、導入したいESXiの要件を確認しておくこと。インストールマニュアルに記載があります。
今回インストールするESXi7.0の最低要件は以下。(2022/4/3確認)

CPU:2コア以上
メモリ:4GB以上
ディスク:32GB

これはとりあえず動けばいいサイズ。あとからゲストOSでOracleRACを入れることを考えて、ちょっと大きめに作っておきます。ホストOS(マイPC)のスペックを考慮し、設計したのは以下の値。

CPU:4コア(ホストOS:8コア)
メモリ:8GB(ホストOS:16GB)
ディスク:32GB(ホストOS:512GB)

RAC作るときは共有もいるし、絶対足りないんですけども、ディスクはあとから追加できるんじゃないかなぁ、と思っている。仮想なんだし。データ領域用にはNFSをくっつけるつもりでいるけど、まだ方法は調べてません。
ちなみにマニュアルにはvSphereのインストールフローにvCenterが入っていますが、今回は無視。ESXiもvCenterもvSphereを構成する一部ではありますが、vCenterはESXiを便利に使うための管理ツールみたいなもので、必須ではないので。商用なら実質必須みたいなものでしょうが……まぁ気が向いたらそのうち。
ちなみにvSphereとは何ぞや、というのは下記VMware社の記事が非常にわかりやすかったです。ありがとうございます。

blogs.vmware.com

というわけで、とりあえず作る!どうせ仮想なんで、間違えたら作り直せばよいのです。トライアンドエラーで進みます。

VMware Workstation Playerを起動して「新規仮想マシンの作成」をクリック。
インストール元:後でOSをインストール
ゲストOS:その他
バージョン:その他
仮想マシン名:ESXi01 (お好みで)
場所:なぜかデフォルトでOneDriveを見に行きたがるので、ローカルC:¥配下に新規作成したフォルダを指定。
ディスク最大サイズ:32GB
仮想ディスクを複数のファイルに分割(デフォルト)
「ハードウェアをカスタマイズ」をクリック。
メモリ:8192MB
プロセッサ:4
サウンドカードを削除。
ネットワークアダプタの「ネットワーク接続」でカスタム→VMnet3を指定

さて……プロセッサの項目に「Intel VT-x/EPT または AMD-V/RVI を仮想化」というチェックがあるんですけども……したほうがいいのか?
workstationインストール時に躓いたHyper-Vと絡む項目だよなぁ。前回ちゃんとマニュアルを読んでいなかったので(敗因)、読んでおく。

Hyper-V が有効なホストで Workstation を実行する

「ホスト VBS モードの制限事項」の項目に、下記記述が。
========================
ネストされた仮想マシンはサポートされません。
x86 仮想化機能 (Intel VT/AMD-V) は、ホスト VBS モードの仮想マシンで実行されているゲストでは使用できません。したがって、このような仮想マシンは、Hyper-V または VBS が有効になっている Windows を実行することはできません。
========================

……これ、ESXi駄目じゃん!?

怒られるんだろうな、と思いながら一応インストーラのISOセットして起動しようとしたら、やっぱり怒られました。
仮想化されたAMD-V/RVIを使おうが使うまいが、起動できなかった。やっぱりかー。

f:id:kino_keno:20220409095021j:plain
仮想マシン起動時のポップアップその1
f:id:kino_keno:20220409095112j:plain
「はい」でも「いいえ」でも起動できなかった

ということで、結論としては以下っぽいです。

「Windows11上のVMware Workstation PlayerでESXiを動かしたい場合、Windows11のVBS機能を無効化する必要がある」

ホストOSがすでに仮想化されている状態だと、仮想化上の仮想化は可能だけど、仮想化上の仮想化上の仮想化はダメってことね。

というわけで、VBS機能を無効化してVMware Workstation Playerを入れなおすことにします。セキュリティ状態は落ちるけど、買い替え前のPCと同じ状態になるということで、まぁ許容範囲かな、と判断。
今回はここまで。