好物日記

本を読んだり美術館に行ったりする人の日記

社会学

濱野ちひろ『聖なるズー』を読みました

聖なるズー作者:濱野 ちひろ発売日: 2019/11/26メディア: 単行本面白いよ、と言われて貸してもらった本なのですが、思っていた以上に面白くて一気に読んでしまった。好みが把握されているのだろうか……この本は、DV被害に遭った過去をもつ著者が大学院の研究…

梶谷懐・高口康太『幸福な監視国家・中国』を読みました

幸福な監視国家・中国 (NHK出版新書)作者:懐, 梶谷,康太, 高口発売日: 2019/08/10メディア: 新書2019年8月に刊行された新書です。某所のビブリオバトルで紹介されて知り、ずっと読みたかったのですがいろいろあってこんな時期になってしまった。コロナ禍前の…

ディディエ・エリボン『ランスへの帰郷』を読みました

ランスへの帰郷作者:ディディエ・エリボン発売日: 2020/05/03メディア: 単行本初めにこの本を知ったのは日経新聞朝刊の書評欄でした。誰が書いていた書評だったかは覚えてないんですが、気になってスマホの読みたい本リストにメモしておいた。 そしてその後…

現代思想 2020年8月号『コロナと暮らし――対策の現場から』を読みました

現代思想 2020年8月号 特集=コロナと暮らし――対策の現場から――作者:J・バトラー,A・ネグリ,藤井誠一郎,川口有美子,美馬達哉発売日: 2020/07/28メディア: ムック現代思想 2020年6月号が面白かったので、それ以降毎号買って読んでいます。8月号の特集は「コロ…

高野秀行『辺境メシ ヤバそうだから食べてみた』を読みました

辺境メシ ヤバそうだから食べてみた作者:秀行, 高野発売日: 2018/10/25メディア: 単行本(ソフトカバー)『幻獣ムベンベを追え』で強烈な印象を私に残していった高野秀行なので、書店に並んだ時からずっと気になっていました。やっと読みましたが、やっぱり…

ウィリアム・W・ケリー『虎とバット 阪神タイガースの社会人類学』を読みました

虎とバット 阪神タイガースの社会人類学作者: ウィリアム・W・ケリー,高崎拓哉出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2019/06/20メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る京都人の父と大阪人の母を持つ私は、物心ついたころからなんと…

岸政彦『マンゴーと手榴弾 ―生活史の理論―』を読みました

マンゴーと手榴弾: 生活史の理論 (けいそうブックス)作者: 岸政彦出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2018/10/30メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る凄い本を読んでしまった。 実は一度図書館で借りて読みかけたのですが、「まえがき」があま…